死に逝く畑に立つ。生と死を身近に感じて過ごすという事。
死に逝く畑です。
これ何?
て感じですね。
去年の晩夏に蒔いた黒田五寸人参の花が枯死した姿です。
ワタシは今年始めて見たのですが、皆さんも珍しいようで周りの畑のおじさん達から問い合わせが殺到しましたw
梅雨の少し前に白くて小さい可愛い花が咲くんですよ。
そんで8月の終わり頃タネがこぼれ落ちそうになります。
そんでもって今がその写真てなわけです。
今年は4株花を咲かせて、とんでもない量の種を取り、半分は今年の秋蒔き。
もう半分は来春から夏蒔き用としました。
年内蒔きとしてはだいぶ遅蒔きになりましたが、それなりのサイズで量も収穫出来ました。
食べきれない人参はまた来年タネを取るために放置。
人参の生から死のサイクルに携わってみてなんとも感慨深い気持ちですわ。
サイクルって
循環とも言いますが、ワタシ達の現代生活ってこのサイクルをあまり意識してる人いないんじゃないかな。
と常々思う。
世の中、自分中心で利己的意識が充満していて、吉も悪しも巡り巡る事が分からない人が多くなってると感じる。
ニュースで毎朝のように流れる悲しい報道を見てると、寒気を覚えるのと同時に我が子を社会に送り出すのがホントに恐ろしい。
少なくとも我が子が当事者にならない様に育てて行きたいものです。
ワタシが畑や野山で仕事をするのって、その為の一環でもあるかな。
ワタシの畑作りは木村秋則さんや川口由一さんが実践されている『自然農』に影響をうけています。
色んな媒体で勉強して、実践もして
自然農に思う事
まだまだ農業システムとしては未完成かなと思います。
最終的には土質や気候によって違うってお茶を濁すんですよw
革新的なアイディアやコツが有るんではなくて先祖帰りって感じですね。
昔は良かった的なw
なんで、ワタシが目指す所は誰もが取っ掛かりやすくて、コレさえやれば出来るんだよって言う自然農の体系作りです。
その中でサイクルは重要なワードかなと思ってます。
サイクルに関連して
horiさん畑に追加したいこだわり
として全作物でタネの自家採取をするってことです。
色々と理屈はあるんですが何より採れたタネから、どんな形質の野菜が出るか分からないオリジナル野菜が出来るってのが最高に面白い!
まさに人間の子供と一緒でどんな子に成るのかなって赤ちゃんの頃から見守るのってワクワクしますよね。
そして孫はどんな子に...ってまさにサイクルでございますよ。
それと、あとはタネ買わないで済むっていうw
コレ馬鹿にならないから超重要!