TPPと自然農法
野菜中心の百姓 hori です。
三連休のまんなか日曜日。
保育園の保護者会長になってまして、来月に控えている発表会の出し物の準備を午前中して、ワタシの父が急に入院してしまい母がバタバタで大変だって事でカナイがパンを焼いて持してくれたので渡す為に午後は買出しついでにまた車で20分の実家へ。
1時間半くらい母の話相手になって自宅へ帰って来るともう17時15分！
ここからは日々の戦争の始まり始まり〜。
夕食、風呂、読み聴かせ、消灯、就寝。
と駆け抜けて
静まり返ったリビングの、物が散乱する床をふと見ると新聞の記事が目に止まったのだった。
山本コウタローさん女性のつどいで講演／JA信州諏訪
約30年前から農作業をしている歌手でタレントの山本コウタローさんの講演を聞きヒット曲を一緒に口ずさんだ。中略
伊豆半島で野菜を作っており『土を耕さず雑草を取らない自然農法だが、当初は虫に食われてばかり。網のようなキャベツを自分自身で食べていた。』と打ち明け笑いを誘った。
穏やかな表情が一変したのはTPPの話題に触れた時、『食糧自給率を高めたり、農業の担い手を育てなければならないのに、TPPはその方向性とは真逆に向かうものだ。』と批判した。以下略
自然農法ってキーワードが見えたんで読んでみたんだが、とりあえずこのおじ様は誰？って感じw
知ってる人は多いのかな？
ワタシはこの番組見たことないし、それ以前にテレビって見ないからホントに分からないw
環境問題だとか社会問題系に造詣が深いお方のようです。
それにしてもTPPってそこまで脅威なんでしょうかね？
既にネットがこれだけ普及して市場外流通なんて当たり前だし。
日本の市場がオープンになって外国のものが今までより安く入って来ても買わない人もいるでしょ。
もっと多様な価値観を認めていく時代になるんだと思うわ。
ワタシ個人の考えですが今までの農協的農業は淘汰されるのは間違いないと思う。
だからそんな農業の担い手とか育ててどうするの？
って思う。
野菜も農家も多種多様。
品種、規格、価格、農法、業態など全て農家によって違って、それを消費者が今まで同様選ぶってだけのこと。
自然農法も慣行農法も農法の中の１つであって、どちらが正しいとかもなくて、どちらで作られた野菜を買うかってのはお客さんの価値観で決まる。
その方がガッチガチに縛られた今の農業よりは活性化されるんじゃないかね。
あとは農地を志しのある個人に対しては売買できる柔軟な法律を整備して欲しいですね。
取り敢えず影を潜めていた有機農法や自然農法の野菜は今まで以上に注目を集めると思うし。
何より自分が人より抜きん出た素晴らしい野菜を作ってそれが直接お客さんに受け入れられていくというのは、作り手として何よりの喜びだと思うし農協に下ろしているだけでは絶対に味わえないことだと思う。
TPPは農業だけでなく他の項目でも悪い印象ばかりで報道されているけれど何事もメリット、デメリットあるのは当たり前ですよね。
だから皆さんもニュースを鵜呑みにせず、せっかくインターネットを用いた情報収集が出来るのですから、正否は関係なくアタマの体操だと思って自分なりの考えをまとめて見てはいかがでしょうか。
